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第14回 2003年9月6日更新
数々の恋愛をそれなりにしてきたと思うのですが・・・
「あっという間に冷めてしまった瞬間」ってありますか?
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ころん、きらら、あいちゃん&おじさんたち
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数々の恋愛をそれなりにしてきたと思うのですが ・・・
「あっという間に冷めてしまった瞬間」ってありますか?

収録中にころんが話した「冷めてしまった瞬間」話意外にも、実はいっぱいあるんですよ。説明するのがややこしいかと思っていいませんでしたけどね。

☆その1☆

ころんは恋多きオンナなんです。てか、寂しがりやなんで、割と絶えず彼氏がいるタイプ。といっても、自分がその人のこと好き!とかなんか気になっちゃう!とかって思えないとつきあえないタイプではあるんですが。
その中でも周りの勧め・・というか、自分の気持ちが先に立たない状態で付き合ったことがたった一度だけあるんです。それはね〜。。。話せば長い話になるんですが・・・(笑)その前に付き合っていた人にころんはベタボレで、今振り返っても、過去あんだけ好き!って思った恋愛はなかっただろう・・・と。ほんとに純粋にひたすら好き!で、その人の人格は今のころんにかなりの影響を与えているだろう・・・と思われる人と、まぁいろいろあって別れて。そんな時だったんで、周りの人も心配してくれて勧めてくれて、まぁころんもそれが解っていたんで、じゃぁ・・・とつきあい始めたわけなんです。
そんな状況でみんなの勧める人だから、それはもうイイヒトでした。はい。やさしいし、ころんのこと気にしてくれるし、出来るだけころんのわがままを聞いてくれようと努力してくれるし。・・・といってもね。別にわがままを聞いてくれるから好きってわけではないんですよ。わがままを聞いてくれようとしてくれるのは、愛情があるからなんだろうな・・・と感じていたからなわけです。ころんのためにたくさん努力してくれる人・・それはころんを愛してくれてるからなのね・・・って思ったのよね。だから、だんだんところんの気持ちも傾きはじめていたんですわ。

そんなある日。

彼の部屋に遊びに行って。その日が初めてだったんだけど。
彼の机の上にポンッと、それもページを開いたままになっている日記帳のようなものを見つけたわけです。日記・・・というか、走り書き程度のもんだったんだけどね。
開いてあるから・・・そりゃなにげに見るでしょ。まさかそんときは日記だとは思わないし。

そこには、その前日ころんがイジワルく冗談半分に言ったわがままを彼が聞いてやろうと努力した出来事のあらすじが書いてあって、続けて「なんで俺がこんなヤツのわがままを聞いてやらなきゃいけないんだ。こいつはいったいなんなんだ。いつもいつもこんなのばかりだ。もうイヤだ。」的なこと、書いてあったんですよ〜〜。

確かに、そんときのころんのわがままはちょっとキツかったかも。でも私的には冗談のつもりだったし、それをかなえてくれてもくれなくてもよかったんですよ。ただじゃれてるつもりだったのね。でもそれはころんの空回りで、相手には通じて無くて、なおかつ彼は私のわがままをきいてあげたいと思ってくれていたわけではなく、逆にそれが以前からイヤだった・・・と。
イヤならイヤって言えばいいじゃん。なんで聞いてあげてるフリするのさ・・・と、ここで一気に冷めた。なぁ〜んだ。タダ単に「イヤ」って自己主張出来ない性格のヤツだったってだけだったのか〜って。周りの人たちと仲良く出来てるのは、その自己主張の無さからで、だから人と衝突することもないし、なおかつイヤと言えない断れないタイプだから「イイヒト」ってことになったのか・・・って冷めた。

そのすぐ後に別れたんだけど、そんときも私は悪いヒトで、振られた彼はかわいそうなヒトってことになりました。あんときは「いや、かわいそうなのはころんの方だと思うけど?」って言いたかったよ〜(笑)。

☆その2☆

ほら、付き合ってる時に冷めて、結果別れちゃった・・・ってのとは違うんだけどね。
別れ話なんかしてる時にも「こんなにイイヒトなのに振っちゃって・・・」みたいな罪悪感ってあったりするでしょ。で、別れて。でも後から聞いた話で、「おー、やっぱ別れて正解だった!」とスッキリするというか、これも「冷める」って言い方でいいと思うんだけどさ。

学生の時、あるオトコと別れて。
後からいろいろ周りの人から話を聞くと、そのオトコはあちこちで浮気してたらしく。まぁそれだけでも冷める理由にはなるんだけど。

ある日。

私の帰宅を見知らぬオンナ・・・それも年上・・・が待ち伏せしてね。
そのオンナが言うわけよ。
「アンタ(ころんのことね)と別れたオトコ、今私と付き合ってるんだけど、こいつが他のオンナと浮気してる。私が浮気なんかしないで!ってお願いしても聞いてくれない。でもアンタが注意してくれたらきっと聞いてくれると思うから、アンタからアイツに言ってくれ」って言うわけ。この話、理解するのに30分はかかった(笑)。だって、知らないオンナに待ち伏せされて、突然そんなチンプンカンプンなこと言われて、理解できないっしょ(笑)。だいたい別れてるんだよ。なのになんで「アンタが注意してくれたら聞くハズ」になるの?私は関係ないじゃん・・・と思って。で、次に、こんなワケのわかんないこと言うおバカなオンナを選んだ、そのオトコ(ころんの元彼氏)のセンスってなんなのさ・・・と。そのセンスで私も選ばれていたのか?と思うと一気冷めた。ジョーダンじゃないぞ・・・と。こんなオンナと同じレベルなんて思われたくない!と(笑)。

☆その3☆

これはかわいいかわいい中学生の頃のお話(笑)。

ちょいと3枚目系の男の子がしつこくってね。「つきあってくれ〜」って。
最初は知らん顔してたんですわ。でもそれがあまりに長期にわたるし、そうなるとこっちもなんとなくそんな気になるというか・・・で、つきあい始めたんだけどさ。

いざ「つきあってます」ってなると、このおとこの態度は急変!それまでのアタックはなんだった?と思うような変わりようで、すっかり「俺のオンナ」気取りなのよ。ほんと、「釣った魚に・・・」って感じ。それだけでもなんなんだ?と思っていたんだけど。

ある日の放課後、忘れ物かなんかして教室に戻ってみたら、そこにはそのオトコを含む数人の男子(←この呼び方、なつかしぃ〜ねぇ)が居て。名簿を見ながらなにやら話してるわけ。
その話の内容ってのがさ・・・クラスの気になる女の子・・・の話で。
「俺は1番が○○さん、2番が△△さん、3番が・・・」なんて、ベスト3の発表してるわけさ。これ聞いて冷めたなぁ〜。
ころんはこの「1番が○○、2番が・・・」ってのが大嫌いなのさ。好きな人、何人いるの?その順位ってカンタンに変動するものなの?なんか期末試験の結果みたいじゃん。もしかして私ってテストされてんの?おべっか使うとかなんか努力しなきゃいけないの?って、じゃアンタって何様?・・・と(笑)。
いや、好きな人って唯一のなんですよ。ころんにとって。それは子供の時から。誰とも比べられない、たった一人の人。だから付き合いたいって思うんだし。今だってそうですが、好きな人はたった一人で特別な人なんです。で、それ以外の世の中の男性はころんにとってはカボチャなの(笑)。
なのにそんな順位があるんだったら、「1番にアタックしてダメなら2番にチャレンジして・・」みたいでおかしいよ。私はそんな中に混ざりたくない・・・と思った。

・・・・あとね〜。細かい事を言えば、山ほどあるんだ。冷めた瞬間。
昔は、おしぼりで顔拭くオトコはパスだったし(今はたいしてなんとも思わないけれど)、初めてのエッチの時に「もっとコ○を振れ」って注意されたときは瞬速で冷めたし(いや、そんときは若かったんで。今なら注意なんかさせませんし、逆に注意してやるけれど(おいおい))、私のスカートはいてはしゃいでる姿見たときも冷めたし(笑)、寝てる時まぶたに水性ペンで(水性ってのがやさしいでしょ?(笑))目を書いたら相当気持ち悪くて冷めたし(これはころんが悪いのか・・・)、別れ話をしたら、延々大学ノート5ページにわたって、反対意見が書いてあったときも冷めたし(だって長すぎ)、私の友人なんかは、以前アラブ系の外国人さんと半同棲してて別れ話になったとき、相手のオトコに包丁構えて追い回されて「別れたくない」と言われたときには冷めた・・・と言ってたなぁ(てか、それって危険すぎ)。

そうそう、ついでに言っておきます(誰に?)。

ころんは「1番好きなのが○○、2番が・・・」ってのが大嫌いって言いましたが、それと同じくらい「みんながこうしてる、みんながあぁ言ってる、みんなが持ってる」とかっていう、その「みんなが」って言葉が大嫌いです。
子供の言い訳みたいなセリフだけど、コレ言うオトコがいるんですよ。「○○が欲しいんだよね。いや、あれってそんな変なもんじゃないよ〜。だってみんな持ってるし・・」とかって、言い訳したり、納得させたいって時に「みんな」って言葉を使うみたいなんだけど、それを言われると「みんな・・・って、誰よ?誰と誰と誰のことよ?それはどう調査したのよ。」と言いたくなる(笑)。
この「みんな」って言葉にはいろんなものを感じるのです。大多数の意見と一緒だっていうだけで安心してしまう”ゆるさ”とか、その逆に多くの人の中にいないと安心出来ない弱さとか、こいつ、ひとりぼっちになって「みんな」って後ろ盾が無くなったとき、どうするんだろう・・・って思う。(もともところんはこういう組織みたいなのがキライな人だから)
一つの事柄に対して自分の考えってのがしっかりあって、結果として同じ考えの人が世の中にたくさんいた・・ってことならいいんですよ。でも、単純に、たくさんの人=みんなと同じでいたいってのは、自己主張がない・・・自分の物差しを持っていないって事でしょ。主張がないってことは個性もないってことだし。その「みんな」の中にいる安心感ってのは、方向を変えると「みんなの中に居ない、少数派・自分と違う意見を受けつけない」って事にもなりかねないわけで。そうするとそこにイジメや差別につながるものを感じてしまうのよ。
そこまで大げさに考えるなって?・・・いや、でもころんはこの「みんな」って言葉にはやたらと反応してしまうのよね(笑)。