バックナンバーメニューへ
トップページへ

石野真子がガンで亡くなった男性と不倫関係にあり、その最後を看取るため、本妻である女性と生活と看病を一緒にしていた・・・って芸能ニュースを見て思ったこと。

まず、この話を聞いて、「カフェ・オレ」って映画を思い出した。
この映画はね。一人の女性と2人の男性の恋愛映画で・・・女性が妊娠し、交際していた二人の男性のうちのどちらの子供かわからない・・・で、ごちゃごちゃもめつついろんな出来事を乗り越えて、結局3人で妊娠期間を一緒に生活し、子供を産む・・・というお話。まぁB級映画ではあると思うんだけど、私は意外と好きな映画。

不倫・・ってのはその字のごとく一般的には良くないこと・・・ですよね。

しかし私同様、いわゆる愛人って立場となる「石野真子」って人の株は、これでググッとあがったな・・・と、好印象持った人は多いんじゃないかなぁ?

もともと相手の男性は「浮気するぞ。してるぞ。」とイチイチ嫁さんに報告するタイプで、嫁さんも「はいはい。」とそれを受け止めていたタイプ・・・らしい。
そんな男性の次の相手(結局最後の交際相手になるのだけれど)がたまたま石野真子だった・・・。
もちろんいつもどおりそれも嫁に報告し、三角関係は続き・・・しかし男性はガンにおかされ、余命幾ばくもない状態となった。
元気な時は石野真子と暮らしていたようだけれど、ガンだと、もう残りわずかな命だとわかったとき、男性は実家に戻った。それも石野真子を連れて。
そうして本妻と石野真子の共同の生活と看病が始まり、男性が亡くなったときは二人でその最後を看取った・・・と。

普通ならあり得ないポイントがいくつもあるんですよね。
1.「浮気してるぞ。」「はい。」って会話は普通夫婦じゃ成り立たない。
2.ガンになって愛人をつれて戻ってくる・・・これもあり得ない。
3.その愛人と共同で生活・看病・・・これまたあり得ない。
4.一緒に看取る。

なんだろね〜。愛情よりも大きな愛みたいなものをそこに感じたのは私だけだろうか?
私が本妻の立場だったら・・・まず浮気も理解出来ない。病気だからって一緒に戻って来られても・・・と思う。

ただね。もしかしたら一緒に生活は出来なくても、一緒に看病は出来るかもしれないな。もしも自分がだんなさんのこと本当に愛してて、その彼が望むことなら・・最後のお願いくらいは聞いてあげよう・・って思うかもしれない。

この男性、亡くなる前に「最初(本妻)と最後(石野真子)がよかったから、俺は幸せだった」と言ったらしい。この男性もただものではないよ〜。たった一人の女を幸せに出来ないオトコが世の中にはゴロゴロしてるのに、この男性はきっと二人の女性をいろんな愛で包み、幸せにしてあげてたんだろうな・・・と思うもん。

・・・ま、残念ながら私の好みのタイプではなかったけれど(笑)。

この本妻と石野真子、きっと同士のような感覚になっていたのかもしれないね。私の方が・・・とか、アンタなんか・・・とか、そういうのかけらもなくて、一つのチームだったのかもしれない。私みたいな一般人にはわかりにくいけれどね。うん。頭では理解できるけど、気持ちでは理解できるかどうか・・・。

何より驚いたのが、この1件について取材を申し込まれた本妻が石野真子に相談したとき、石野真子が「ありのままを。。。奥さんの思うようになさってください。」と答えたらしいってこと。
この一言に石野真子の愛情の深さと心の広さ・強さを感じました。ただの元アイドルじゃないんですね。

世の中にはいろんな愛のカタチがある・・って、わかっていたつもりだったけれど、改めて考えさせられ・・・不倫の話なのに、なぜか気持ちがほんわかとしたニュースでした。